私の音楽の趣味はわりとフラフラと一定しておらず、最初は子どもの頃にやったRPGなんかから荘厳で壮大なオーケストラっぽい曲調が好きだったのですがそこからロックに行ったり、もっと軽いパンクにいったりはたまたテクノに行ったりと本当に落ち着きがありませんでした。
まあ、オリコンで連日トップを飾り音楽番組で引っ張りだこのような流行の最先端っぽい物にはあまり惹かれませんでしたが。
で、そんな丸っ切り落ち着きのない私の最近の音楽趣味の中で妙に来てるものが、昭和っぽいシンセサイザーの音をフィーチャーした感じのやつです。
曲のジャンル云々はそれほど問いませんが、まあ自然とテクノっぽいものがそれにあたることが多いです。
ちょっと前からあるネット発祥の音楽ムーヴメントとして昭和っぽいものをものすごく前面に押し出したヴェイパーウェイブと言うのがありますが、それとちょっと関連がある可能性はあります。
昭和っぽいシンセと言うのはちょっと言葉で表現するのは難しいんですが、多分現在主流の物ではないFMシンセサイザーとかそれをエミュレートしたものだと思います。
何て言うか、その音を聞いていると昔見てたアニメとかドラマとかCMとかの感覚が蘇ってくるんですよね。それらの作品の詳細どころか何となくのイメージさえも霧の向こうにあるにもかかわらず、です。
最も記憶と結びついている感覚は嗅覚と言われているんですが、その点聴覚も負けず劣多図のような気がします。